マイナポイント第二弾!

マイナンバーカードを申請済みの人がようやく国民の半数を超えたらしい。前回の記事「マイナンバーカードを取得して5000円分のマイナポイントもゲットしよう」を書いた頃の交付率は対象者の16%に過ぎなかったのがようやくここまで来たかという思いはあるものの、まだまだ普及率は低いと言わざるを得ない。

マイナンバーカードの普及でどんなメリットが?

マイナンバーカードがあれば在宅でいろいろな手続きが行え、窓口まで出かける時間や手間、そして交通費などの出費もかからなくなるのは誰でもわかる明らかな利便性・経済性だと思うが、それ以外にも行政の無駄な事務コストを削減して税金の無駄遣いを省くという多大な効果があることを忘れてはならない。

わかりやすい一例を挙げればコロナ禍で支給された一人10万円の給付金の件がある。お金を実際に受け取るまでなぜこんなに異常に時間がかかるのかと文句を言う人たちが多かったが、それは言うまでもなくマイナンバーカードと口座情報が紐づけられていなかったため行政側の手作業に頼らざるを得なかったからだ。

日本人はデジタルに弱い人たちがやたらと多い割に、いやそれだからこそ余計に?個人データの管理に厳しい注文を付けて、マイナンバーの利便性を阻害するような壁を自ら作り出しているように私には見える。

行政サービスのIT化の遅れを少しでも前進させサービスの質を向上させたいなら、私たち国民の側もひとりひとり自覚を持って取り組んでいく姿勢が必要ではないだろうか?

先日のwebサロンでもそんな話題で盛り上がったので、一応私自身の活用法も紹介しておこうと思う。

【私のマイナンバーカード活用法】

  • 各種契約の際の本人確認(何回も使用)
  • eTaxで確定申告する際に必須(毎年使用)
  • 健康保険証 (来年モバイル版に移行すれば2種類の保険証を持ち歩かずに済む)
  • 病院・薬局の医療費通知情報を確定申告書に自動入力(次の確定申告で使用予定)
  • 購入した薬剤の記録(薬局で飲み合わせチェック可能)
  • 健康診断情報取得(コレステロール値など必要な時にチェック可能)
  • 年金情報の詳細確認(プリントアウト済み)
  • コンビニなどで各種証明書類請求(カードによる本人確認可能となってからは必要な場面は皆無)

 

マイナンバーカードの取得とマイナポイントの申込み期限

マイナンバーカードの申込期限は9月末まで、マイナポイントの申込期限は来年2月末までなのでお忘れなく!

★その後延長となり、マイナンバーカード取得期限は2023年2月末、マイナポイント申込期限は2023年5月末に延長

ところで、上記でも触れた給付金の申請が始まった頃、マイナンバーカードのパスワードを忘れて窓口に並んだ人たちが続出したというニュースは記憶に新しいが、マイナポイントの受取り手続きもすっかり忘れてしまっている人が多いようだ。聞くところによればマイナンバーカード取得者の半数程度しかマイナポイントを受け取っていないとのこと。もったいない話。

ということで、まだマイナンバー新規発行時のマイナポイント5,000円分を受け取っていない人や、今回追加された健康保険証の利用申込と公金受取口座を登録して15,000円分のマイナポイントを受け取る方法について記しておくことにした。

マイナポイントを受け取るには?

マイナンバーカードの取得を含めてすべての手続きで20,000円分のポイントを受取る

まずは、こちらのページから入ればマイナンバーカードの新規登録、健康保険証の利用申し込み、公金受取口座の指定、総額20,000円分のポイントの受取方法の登録など一連の手続きが順番に行える。見やすい画面で分かりやすく説明されているのでここでは説明不要かと(笑)。

https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/

健康保険証と公金受取口座の申請で15,000円分のポイントを受取る

なお、私の場合はマイナンバーカード取得時のマイナポイントはすでに受取済みなので、今回は健康保険証の利用登録、公金受取口座の申請とマイナポイントを受け取るための手続きを行った。作業はすべてiPhoneで行いその際のスクリーンショットを順番に並べたものがこちら。

マイナポータルのwebサイトはこちら。

マイナポータルにログイン(登録済みの場合)

 

マイナポータルに初ログイン(利用者登録の場合)

こちらはマイナンバーカードを取得後マイナポータルに初めてログインする場合の画面。途中でマイナポータルのアプリをインストールするよう指示があるので、できれば先にインストールしておいてアプリから手続きした方がわかりやすいのでは?下記は一応指示通りの手順を掲載。

【注】マイナポータルアプリは使い勝手が悪いととっても評判が悪いけれど、下記の手順で進めれば何とか無事完了するはず。異論のある方はぜひコメントを❕

 

各種手続き(健康保険証の利用登録と給付金の受取口座の登録)

ログインしたら、自分が申請したい項目(オレンジ色の各項目)をタップして手続きを進める。私の場合は健康保険証の利用登録と給付金の受取口座の登録を行った。

主な利用目的は、健康保険証として利用年金記録の確認や各種手続き薬剤・医療費・健診情報の確認給付金の受取など。

 

マイナポータルのログアウトボタンはどこ?

手続きとは関係ないもののこのログアウトボタンの存在がわからなくて困ったという声があったため念のためご紹介。

ログアウトのボタンはログイン中をタップすると現れる仕様。

 

マイナポイントアプリ

こちらはマイナポイントをどの電子マネーやコード決済アプリで受け取るか登録するためのアプリ。申し込み手順はスクショを撮り忘れてしまったので登録済みの画面だけを紹介。

 

また改めて書くことになると思うが、このマイナンバーカードは来年春にはモバイル化することで完成形となる。それまでは多少不便な思いをするけれど、この利用方法には今のうちに慣れておいた方が良いと思う。

 

 

マイナポイント第二弾!” に対して2件のコメントがあります。

  1. チエ より:

    momoさん、分かりやすい解説をありがとう。
    私も、カードは必要で作ったものの、ポイント取得は無視して、使うこともせずに机の引き出しにしまったままでした。
    税金の無駄遣いを省く、行政サービスの向上化のためには個人も自覚しなくっちゃならない、など、心に響きました。
    で、さっそくポイント取得の手続きをしました。
    なんとか手続きしましたが、ログアウトの方法が分かりにくかったので、なるほどと思いました。
    これかも、分かりやすい情報と解説をよろしくお願いします。

    1. momo より:

      チエさんもマイナポイント放置組だったんですね。やっぱりwebサロンで話しておいて良かった!それとログアウトの方法も書いておいて正解。
      行政サービスの件は元公務員としての実体験からの心の叫び(大袈裟かな?)みたいなものです。医療現場はもっと遅れているようなので、みんながデジタル健康保険証をどんどん持ち込んで病院などでも対応せざるを得ないようにした方が良いと思います。それをキッカケに医療のデジタル化が進めば、無駄で有害な投薬を防止したり、検診結果の有効活用にもつながるはずなので国民へのメリットも大きいのでは?

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