サンクチュアリー、ワット・アルン、カオサンを観光-パタヤ・バンコク食べ歩き(7)

今回は食べ歩きが目的の旅だったので、眺めの良い&ちょっと珍しいロケーションにあるカフェやレストランに観光も兼ねて訪れていた。それでも普通の観光らしきこともしてみようということで(笑)、パタヤではサンクチュアリオブトゥルース、バンコクでは有名なワットアルン、そして以前はバックパッカー街で有名だったカオサンの変貌ぶりを確かめるための街ブラなども楽しんできたのでその時の様子も紹介してみたい。

サンクチュアリオブトゥルース(タイのサグラダ・ファミリア)

PCR検査に行ったクリニックのドクターに強く勧められたのがこのサンクチュアリオブトゥルースの見学だ。それまでは日程の都合で見学は無理かなと思っていたが、申し込んでいたショーチケットが満席で取れないとの返事がきたので、ではここに行ってみようということになった。

サンクチュアリオブトゥルースへの行き方

公共交通機関がないので、この場所への行き方としてはタクシーを利用するのが一般的だと思うが、私たちはパタヤの南ウォーキングストリート入口付近からソンテウに乗り、ドルフィンサークルでナクルア方面行ソンテウに乗り継いだ(計20バーツ80円)。ナクルアロードのサイアムプラティナムパタヤホテル前(右手に見える)でソンテウを降りて、そこからナクルアロードを左折して徒歩で向かった。寄り道しなければ多分15分程度で到着する。Googleマップを使えば迷子にならずに安心していくことができるので、安上がりで確実なこの行き方が最適だと思う。

それでも荷物が重かったり、歩くのがつらかったりしたら、普通のタクシーやGrabより断然安いBoltを使うことをお勧めしたい。ひとり、あるいは二人連れであれば、エコノミーを指定すれば良い。びっくりするほど安いので。

サンクチュアリオブトゥルースとは?

サンクチュアリは1981年から建設が開始されたそうで所謂歴史的遺産ではないが、古典芸術、彫刻、技術保護を目的とした建造物として今も職人たちの手により作業が続けられている。金属の釘は一切使わず、建物の全面には精巧な彫刻が施されていて私たちを圧倒する迫力に満ち満ちている。私は11年前にもここを見学しているが、その頃に比べると格段に完成度が上がっていて、すでに全容がわかるまでになっていた。

入場料

ひとり500バーツ(約2000円)。決められた時間帯にタイ語、英語、中国語などの説明が聞けるツアーが行われているが、私たちはツアーではなく自由に見学する形だった。言葉の問題やツアーの時間帯が合わなかったことなどが理由と思われるがおかげでほとんど待たずに入れた。

彫り体験

建物の目の前にある作業場で職人さんの手仕事に見とれていたら、そのうちの一人の女性が「こっち来て!」と手招きするのでそばに行ってみると、ノミと金槌を私に持たせて「さあやってみて」と言っているらしい。促されておっかなびっくり(笑)やっているうちにだんだん作業に引き込まれ、ずっと彫り続けていたい気持ちになってくる。しばらく彫らせてもらった後名残惜しい気持ちで作業場を離れる時、彼女がさりげなく私が彫った木くずを持たせてくれた。いい思い出になりそうだ。私が彫り作業中の様子をまつやさんが写真に撮ってくれたので、自分の記念ショットを残すこともできた。いつも撮ってばかりなので、こういう何かをやっている場面の写真は珍しくてとっても貴重。

 

ワット・アルン(暁の寺)

アユタヤ時代に建立されたワット・アルン(暁の寺)はチャオプラヤー川を挟んでワット・ポーの対岸に位置している。このお寺は初タイのまつやさんだけでなく何回もバンコクを訪れている私もまだ行ったことがなかったので、ホテルからほど近いPhra Arthit桟橋からワット・アルンの目の前にある桟橋までボートで行ってみた(30バーツ120円)。入場料100バーツ(約400円)

細かい彫刻と鮮やかな彩色が施された仏塔は品の良い美しさで、眺めているだけで癒される。ただこの寺が一番美しく見えるのは暁の頃だと聞く。仏塔が茜色に染まり幻想的な風景になるらしい。昼間はとても暑いので、できることなら夜明け前の涼しい時間帯に改めてじっくり味わってみたいと思った。

 

カオサン

以前はバックパッカー街として有名だったバンコク、カオサン。ここにはバックパックを背負った若者が世界中から集まってきていた。私もタイ国内はもとよりカンボジアやラオスなど周辺国への旅行の際に格安チケットなどを買うために何回か立ち寄った場所だ。カオサンの方はちょっとにぎやか過ぎて落ち着かないが、チャナソンクラーム寺院の裏手にある寺裏と呼ばれるあたりは静かで落ち着いているので居心地が良い。今回はその寺裏に当たるホテルBBHouse2に宿泊したので夜のカオサンのブラブラ歩きも楽しむことができた。

コロナ禍で観光客が激減したのを機にカオサン地区のリニューアルに取り組んだようで、街全体がすっかりきれいな姿に変貌していた。カオサンロードは商品販売の屋台をメインに、そして一本北側のランブトリ通りはカフェやレストランに整備されていて、お店選びがしやすくなっていたり、歩道も以前よりだいぶ歩きやすくなっている印象。その一方でパタヤの街並みともあまり変わらなくなってしまったように感じる面もある。

現在は中国人客も日本人客も激減しているが、ヨーロッパや東南アジア諸国からの観光客はほぼ回復している様子で、今までの落ち込みを取り戻すべく「さあ、がんばるぞー!」という掛け声が聞こえそうな活気に満ちた印象だった。訪れたこちらも元気をもらえるようでうれしくなる。

ホテルに関する記事はこちら→ ホテル2軒とコンドミニアム2軒-パタヤ・バンコク食べ歩き(2)

 

 

 

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