ホテル2軒とコンドミニアム2軒-パタヤ・バンコク食べ歩き(2)
バンコクの初日と最終日はリーズナブルで使い勝手の良い小さなホテル2箇所に、パタヤではジョムティエンビーチ側とパタヤビーチ側で各々3泊ずつ2ベッドルームの高級コンドミニアムに宿泊することができた。どの宿泊先も完全復帰前の予約だったからか随分格安な料金で期待以上の満足が得られたことから念入りな事前調査の大切さを改めて実感。これもbooking.comとGoogleマップがあればこその話。
初日は空港近くのPort Canary Boutique Hotelに宿泊
タイ入国後の1泊目はバンコクスワンナプーム国際空港から車で10分程度の場所にあるPort Canary Boutique Hotelに宿泊。空港近くで設備も整っている割にツイン1泊3,377円と格安料金だ。
また空港から近いだけでなく、買い物や食事に便利なロビンソンデパートや屋台街にも近く、ついでの観光にもぴったりなオールドマーケットにもバスで行きやすい場所だ。このあたりは観光客というよりは地元の人たちの生活圏なので、そういう場所に滞在するのが好きな人にはピッタリの選択だろう。もちろん私たちも。
さて、ホテル前の通りを右方向(西)に行くと、ロビンソンデパートなどのショッピングモールや食べ物屋台街もある。
反対側の左方向(東)に行くと地元の人たちの暮らしを支えるマーケットや屋台がある。私たちが朝ごはんにありついたジョーク(お粥)屋台はこんな感じ。これより米粒がしっかりした雑炊的な外見のお粥はカオトムというらしい。この店のジョークは典型的なこちらのお粥と思われる。
チェックアウト後、ホテルに荷物を預けてオールドマーケットの観光に出かけたが、帰りのバスが渋滞に巻き込まれ、あわや予約した空港発パタヤ行きのバスに間に合わないかもというギリギリの状態になった時、ここのスタッフが3人ほどでどうしたら一番早くバス乗り場にたどり着くか知恵を出し合って最善の行き方をドライバー氏に指示してくれたおかげでなんとか間に合うことができた。そんなことからスタッフのみなさんにはいろいろ親切にしてもらって感謝しかない。(booking.comにもこのホテル(Port Canary Boutique Hotel)のユーザーレビューを投稿済み)
ジョムティエンでは高級コンドミニアムAtlantis Condo & Resortに3泊
管理人のJoeさんとはすべてLINEでのやり取りだったので一度も顔を合わせていないが、宿泊一週間前くらいから懇切丁寧な連絡をもらいGoogle翻訳を駆使して(笑)やり取りできたので、何不自由なく生活することができた。料金は2ベッドルーム3泊で27,154円。2部屋で1泊10,000円以下というのもこれだけ充実した設備では希少価値だろう。本格的にコロナ明けとならない今だからこそのお値打ち価格に間違いない。
とはいえちょっとだけ問題だったのはチェックインの際、私たちの宿泊棟となるA棟の外壁にある表示が薄くなっていて見えなかったこと。そのせいでゲートを入ってからもしばらくはウロウロしてしまうことになったが、これは彼に責任があるわけではないので仕方ない。
もうひとつ、ここのシャワールームにはカーテンやドアがなくガラスの仕切が半分しかないため、勢いよくお湯を出すとトイレの床まで水浸しになってしまう。私はしゃがむことで対応したが、ドアかカーテンさえつけてくれれば解決するのになあと感じた次第。もちろんbooking.comのユーザーレビューにも書いておいたので早急に対策してくれることを願っている。
ホテル以外の宿泊先ではLINEかWhatsAppが定番に
近頃コンドミニアムやゲストハウスなどホテル以外のところに宿泊する場合はLINE(アジア人)かWhatsApp(欧米人)でのやり取りが定番になっているようだ。ポルトガル旅行の際も入国審査でとんでもなく長時間待たされて、約束の待ち合わせ時間に間に合わなくなった際にもWhatsAppで連絡できて助かった経験がある。
チェックイン、チェックアウト時の鍵の受け渡し方法、エレベーターの使用方法、部屋の鍵の開け方など、習慣の違いから言葉の説明ではわかりにくいことも写真付きで説明されると良くわかるし、メモ代わりに何回でも確かめられてとっても便利だ。
英語ネイティブでない人同士のやり取りは直接話すよりGoogle翻訳なども駆使してLINEやWhatsAppで行った方が誤解が生じにくくて好都合だと思う。日本のお宿もこんな風に対応してくれているのだろうか。
こちらは同じくAtlantisコンドのプールやビーチに続く道など室外の様子と私たちの記念写真。こんな高級なコンドに泊まることは今後も滅多になさそうなので(笑)。
パタヤではどこへ行くにも便利なThe Base Central Patayaに3泊
ジョムティエンのAtlanticコンドからパタヤまではタクシー配車アプリのBoltを使って移動(約6.5km)。料金85バーツだったので約340円位か。普通のタクシーがどのくらいするのか利用してないのでわからないが、それよりはおそらく半額以下だろう。物価が全体的に上がっている中でこんなに安くてこの先続けられるんだろうか。
BOLTのことはソンテウ(タイでは一般的な乗り合いトラック)などと共にまた改めて記事にするとして、このコンドのことに話を戻すと、Atlantisに比べてこちらのコンドは料金が高い割には高級感がないと感じさせられた(2ベッドルーム3泊で約29,453円)。まあそれでも一人一泊5000円しないのでシングルの部屋を2つ取るより経済的だし、リビング付き、大きなベッドもバスルームも一人で独占して使える利便性は大きいと思う。
ただ、パタヤの中心に位置しているので、ツリータウンやセントラルフェスティバルは徒歩圏だし、ソンテウに乗ればビーチロードからは南下、セカンドロードからは北上でどちらにも自由自在に移動できて大変便利だ。28階の私たちの部屋の窓からは町全体と海の景観が広がり眺望は申し分ない。
洗濯機の扉が開かない事件が勃発!
上のスウェーデン製洗濯機の写真を載せた理由はちょっとしたアクシデントがあったから。実は洗濯が終わってもこの扉が開かず「はて困った、出かけられないよ~」の状態になってしまったのだ。部屋の物入れにしまってあった説明書を見ても想定外のようで該当するものはなくほとほと困ってしまった。
そんな最中にまつやさんの思いつきでお尻をグイっと扉に押し付けてみたところ.......なーんとあっけなく開いてしまったではないか ! ポルトガルでもこれでひどい目にあった経験のある私としては難しく考えてしまったが、アナログ中のアナログの秘策でOKだったとは(笑)。これって昔のテレビで画像がおかしくなった時に手でたたくともとに戻ったりしたあのケースと似てない?
The Base Central Patayaの最大の売りはインフィニティプール
さて、このコンドの大きな魅力が屋上にインフィニティプールがあること。室内の平凡さに比較すると、こちらは別格の素晴らしい眺望が広がっていて、ここで夕焼けや夜景を眺めるだけでも泊まる価値があると感じさせられる。私たちはプールには入らなかったものの、人が少ない夜9時過ぎにはこの眺望を飽きるまで眺めていられて大満足だった。
タイ最終日は懐かしのカオサン寺裏にあるBB House 2に1.5泊
カオサンは私が大好きな場所なのでまつやさんにもぜひ体験させてあげたいと思って通称寺裏と言われるこちらのホテルを予約していた。パタヤからスワンナプーム国際空港まで再びエアポートバスで戻り、そこからは空港発のカオサン行S1バスで移動、カオサンより一つ先の停留所The National Galleryで降車して車道を横切り徒歩3分のBB House 2へ。
さて、チェックインしようと思ったもののレセプションには誰もおらず、カフェのお兄さんが上階に向かって呼んでくれても聞こえない模様(あのー、声が小さいんでは?...ああ代わりに呼んであげたい)
仕方なくレセプション前のロビー兼カフェでしばしのコーヒーブレークとする。まもなくやってきたスタッフは本当に申し訳なさそうに何回も謝るので私たちはマイペンライと寛容な態度で臨む(笑)。
ここの料金はツイン一泊680バーツで当時のレート1バーツ4円で計算すると2,720円。最終日は夜中(12時半)発のエアアジア便なので、夜9時近くまで部屋を使えるよう2泊分予約し計5,440円を現金で前払いした。
あまりに安くて申し訳ないほどだが、どのルートで予約しても料金は680バーツと固定されているらしい(レセプションや建物の外壁に大きな文字で看板あり)。このホテルはふらっと予約なしで来る旅行者も多いようで、カオサンがバックパッカー街で有名だった頃の名残なのだろうか。
さて、さっそくスーツケースを持ち階段を3階まで登り、ようやく部屋に入ってみるとこんな具合のシンプル&センス良く&機能性満点のお部屋でびっくり。なんせ一泊2,720円と破格ですからねー。まあシャワーカーテンが誰ぞに破られてから?放置されたままになっているようなので、またまたトイレの床がびしょびしょパターンになりそうだなあと思ったものの、他には全く文句なし。
おまけに景色はこのようにお寺の境内の緑と人々が行き交う通りの様子も見えて、本当に落ち着く場所だ。実は以前この通りを通った時に次の機会があればぜひこのあたりに泊まろうと決めていたのだ。ようやく何年振りかで実現できて最高にうれしい❕
このホテルは旅の費用を節約するにはとても良い選択になると思う。安いのに居心地良く、快適に過ごせるなんて泊まらない理由はない。しかも繁華街にも近く便利なのに静けさもあるなんて旅慣れた人なら最高の宿泊場所ではないだろうか。