学生教本を学ぶ3か月(9月~11月)-9

 

いよいよ学生教本の最終回。今回書くのは24文字なので、今までで一番早く書けると思っていたのに、なんと前回から切り替えた検定用の半紙が途中で終わってしまった。滲みが出ない半年以上寝かせておいた貴重な半紙はこれで全て終了してしまい、残りは夏以降に買った半紙のみ。学生教本でまさかこんなにたくさんの半紙を消費することになろうとは想像もしてなかった。

滲みが少ないという半紙もダメだった

しかたなく、近くの書道用品専門店で買ってきた「滲みが少な目」と言われる半紙を使ってみたが、これもやっぱり滲んでしまう。そんなこともあろうかと、念のためamazonにも注文しておいたが、届いた半紙を使ってもやっぱり同じ。

いくらドロドロになるくらい墨を磨っても、前回同様、どうしても周囲にギザギザの滲みが出てしまう。墨量を最小限にしても滲みが出る上、更にカスレまで加わる始末で書きにくいことこの上なし。ここまできたら発想を変えるしかない!

新しい半紙でも墨液(墨汁)なら滲まない!

最近では練習時間節約のためか墨を磨らずに墨液で書かせる教室が多いと聞く。私が通っている書道教室では基本的に墨液は使わないことになっているので、この滲み問題を解決できなかったわけだが、こんな時こそ墨液を使ったらどうなのだろう。幸いなことにだいぶ前に買っておいたものがあったので、恐る恐る試してみたところ…

開明の墨液「花仙」なんと、今までの苦労が嘘のようにサラサラと書けてしまうではないか。半紙選びであんなに悩んでいたのがアホらしいほど簡単に解決してしまったのだ。

因みにこの墨液は開明という会社の「花仙」。よくわからないまま買ったものだったが、これはかなり高級品らしい。100mlの一番小さいものに(右の写真)たしか1000円くらい払った記憶がある。商品情報をよく調べてみると、書道展に出品するような作品にも使われるとあった。これなら提出しても大丈夫だろう。それに今のところ解決策はこれしかないのだし。先生からクレームがないことを祈りつつ…

第十二回の提出作品

こちらは前回と同じ手漉きの半紙に固形墨を摺って書いた作品。

学生教本第十二回提出作品-1

こちらはいつも使っている練習用の機械漉きの半紙に花仙で書いた作品。

学生教本第十二回提出作品-2

こちらも上と同様、機械漉き半紙に花仙で書いた作品。

学生教本第十二回提出作品-3

写真は明るさ調整したせいか墨液の方が多少濃いように見えるけれど、実際の作品で比べてみると違いはほとんどわからないほど自然な感じ。

今日これを教室に持参すれば、いよいよ学生教本は完了だ!

3か月に渡って「学生教本」シリーズを書いてきましたが、12月、1月はチェンマイ 滞在のため書道教室をお休みします。

現地にも書道用具を持参して、ポールに基本漢字を教えるつもりだけれど、さて肝心のポールはやる気になってくれるかしら?

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