観葉植物の自動水やり装置をプチ工作
旅行などで自宅を空ける時、観葉植物の水やりで頭を悩ます人は多いのではないだろうか?
我が家の10歳を過ぎたパキラ君は日頃から厳しく育てているせいか二週間程度なら平気で留守番してくれるけれど、1か月の長丁場となるといくら冬場といえどもちょっと厳しそう。ということで留守中の自動水やり装置を作ってみた。
市販の水やり装置は気に入らなくて…
だいぶ前に使ったことのある水やり装置はペットボトルからチューブで吸い上げるタイプだったが、途中で止まったりして信頼性に欠けるのでまずは却下。それにこのタイプの商品は長期対応と謳っていてもせいぜい1〜2週間程度なので、1か月となると使えるものが見当たらなかった。
水道の蛇口に取り付けるタイプはお値段が高いし、留守中に何かトラブルがあった場合に対処できない。万一水漏れでもしたら家中水浸しの大惨事になってしまう。
いろいろ調べても、お手頃価格で長期間にわたって安心・確実に使えそうなものが見つからなかったので、結局自分で作ることにした。
水やり装置の仕組みと材料
いろいろ考えた末、毛細管現象を利用して簡単な装置を作ることにした。土の表面より低い位置に水を入れたジョーロを置き、土が乾くに従ってジョーロの水を吸い上げるというごくシンプルな仕組みだ。
用意したのは100均で買ったゴムホースと布ロープ。ロープは古着などを使っても構わないが、たまたま行った100均ショップ(キャンドゥ)にちょうど良いソフトデニムのリボン状のものがあったので、これを3つ編みして使うことにした。材料費は2つ合わせても220円。ジョーロもだいぶ前に100均で買ったような?
さて、まずはちょうど良い長さに切ったホースに糸を通し、その端にこの三つ編みロープを縛って引き出せば準備完了。おっと、糸を通す時は重りにさえなれば何でもOK。ホースを両手で持って真っ直ぐ立てればストンと出てくるから(笑)。
このロープをホースからはみ出た部分まで植木の土に埋め込み、反対側を水の入ったジョーロの水中に沈めたら完成!念のためロープが土から抜けてしまわないよう、家にあったプラスチックの楊枝で固定しておいた。
この水やり装置は高低差が一番重要
さて、肝心な設置方法は…?ジョーロの水底が鉢の高さの中間くらいの高さに調整するのが良さそう。ジョーロの位置が上にあると毛細管現象とは関係なく高い所から低い所に水が伝ってしまい、わずかな時間で全ての水が流れ込んでしまう。植木の吸水速度に合わせてジワジワ水が染み込んでいくようにするには下の写真のような位置関係がベストだった。
今回は冬場なので水の蒸発はあまり考慮しなくても良いのだけれど、一応アルミホイルで蓋をしてみた(差し口の方も同様に)。出かける際にはこの二つを重い座卓に縛って固定すればある程度の地震までは耐えられるだろう。激震の場合は?…まあこの程度の水漏れなら許容範囲かな。
この装置を作ってから1か月以上様子を見てきたが、うちのパキラ君の場合は大体1ℓの水を2週間で吸い上げるペースなので、この2倍の水量で1か月は持つはず。5ℓのジョーロに2ℓ+αの水を入れておくことにする。
さて、これで機嫌良く留守番してくれるといいな。
着々と旅支度進んでますね!
書道も一区切り、お疲れ様でした。
旅行記を拝見できるのが今から楽しみです
はい、これでようやく一区切り。あと1週間でやっておかなくちゃいけないこともいろいろあって看板作りもなかなか進んでいません。一応縁取りと粗彫りまではできたのですが…
これから仕上げ彫りと色塗りがどこまでできるか?初美ちゃんの手元に届くのはやっぱり帰国後になってしまいそうです。m(_ _)m