スペインの森林火災と熱波
先日「飛行機が飛ばない理由-ポールと私の日米会話(5)」でも触れたように世界各地で熱波が続いている。特に私たちの旅先であるスペインの天候や状勢に関心を持つ中、「アンダルシア自治州で森林火災が発生」というニュースが飛び込んできた。27日現在、私が知る範囲ではまだ鎮火していない様子。
6月26日付AFPが配信した記事によれば、24日夜スペイン南部アンダルシア自治州モゲルで発生した火災が、世界遺産の自然保護区「ドニャーナ国立公園」にまで広がっているとのこと。
アンダルシア森林火災の発生地点はモゲル
アンダルシア州南部と言っても範囲が広い。モゲルという地名も初めて知ったくらいなので、早速地図で調べてみた。
7/2に訪れるセビーリャからは88kmほどのところにあるようだ。ドニャーナ国立公園にまで火災が広がっているということは南東方向に進んでいるのか、それとも東に位置するセビーリャ方面に進んでいるのか。そして私たち旅行者にも何か影響はあるのだろうか。
火災発生地点モゲルと滞在先のセビーリャの位置関係
旅行者への影響は?
この位置関係で見ると、マドリッドからセビーリャへ、またセビーリャからグラナダへの鉄道移動に影響するほどではなさそうだ。事前に準備できることもないので、後は行ってみて様子をみるしかあるまい。
世界遺産の自然保護区「ドニャーナ国立公園」にはさまざまな生態系が存在し、スペインオオヤマネコやイベリアカタシロワシなど絶滅危惧種の野生動物も生息している。余裕があれば旅行日程にはぜひ組み込みたい魅力的な場所だ。
今回は実質10日程度の旅なので、ドニャーナ国立公園に立ち寄ることは考えていなかったが、もし予定に入っていたら出発直前に旅程の変更を余儀なくされたことだろう。
この火災では、主としてキャンプ場に滞在していた人たちなど、2000人近くが避難しているそうだ。犠牲者が出ていなければ良いのだが、、、