2021年5月の検定作品(楷書、行書、草書、隷書)
昨年の長いお休み期間から復帰後は以前よりも書道が楽しくなってきた。というのも、それまでは真剣に取り組めば取り組むほど、うまく書けないもどかしさの方が大きかったのだけれど、しばらく離れていたおかげなのか、そんなもどかしさも楽しみの一つとして受け止められるようになってきたからだ。
前回の検定では楷書以外はすべて昇段という大きな成果も得たことだし、私が一番好きな書体である隷書はまだ初段とはいえ他の書体とは違う手ごたえのようなものを感じてちょっとワクワクしているところ。
提出した検定作品
今回も楷書、行書、草書、隷書の4作品を頑張って書いたので、実際に提出した作品をここで紹介しておこうと思う。
楷書(現在準8段)
7段以上は基本的にはお手本なしの字句指定のみのため、楷書は「書道三体字典」に収録されている字体を参考に自分流にアレンジしたものを提出。
行書(現在7段)
今回は7段なりたてという言い訳のもと(笑)お手本を使った作品で提出。
草書(現在準4段)
楷書の苦手意識が少しだけ和らいだかと思ったら、今度は草書が苦手な字体として浮上してきた感じ(笑)。
隷書(現在初段)
隷書は書けば書くほど好きになっていくみたい。
行書、草書、隷書の違いを比較
同じ字句の3書体を比較してみると、、、
検定作品の読みと意味
今回の課題の読みと意味を紹介しておくと、行書、草書、隷書については以下のとおり。
君子重言行
【読み】くんしはげんこうをおもんず
【意味】世に君子と伝わる程の人は言語と行為とをおろそかにせぬ。
お手本なしの字句のみ指定の楷書については以下のとおり。
君恩萬倍深
【読み】くんおんまんばいふかし
【意味】君の御恩は万倍も限りなく海よりも深く山よりも深い
さて、今回の結果はどうなるか? 前回は楷書以外はすべて昇段だったので今回は一休みかな?できれば楷書だけでも一段階上がれることを期待しているのだけれど、、、momo |