ドコモの料金値下げで通信料金はどれだけ下がるのか?
このところ大手キャリアから格安simへの乗り換えについて書いてきたが、まさにその最中の今回のニュース。ドコモがついに料金を値下げすると発表した。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181101-00246763-toyo-bus_all
遅すぎる対応ではあるが、当然だし自然な流れではある。値下げ余地がかなりあることは菅さんならずとも誰の目から見ても明らかだし、東京オリンピックを見据えたキャッシュレス化の推進と通信料金値下げの2つの懸案事項は国としても待ったなしの状況なのだから。
MVNOの通信料金は大手キャリアの半額以下
さて、この流れで3大キャリアの料金はどうなるのか?と考えている人も多いはず。結論から言えば、MVNO(仮想移動体通信事業者-いわゆる格安sim)への乗り換えを止める必要はないレベルだと私は推測している。
その理由は、
1.実際に値下げが実施されるのは来年2019年4月以降である。
2.端末と通信料金の分離は元々MVNO各社が先行実施している。
3.大手キャリアの場合は人件費や店舗運営費などのコスト要因から、MVNOと同等以下の料金に設定するのは困難と思われる。(上記記事中、月額で1割程度の値下げとの試算もある)
などによる。
記事によれば、通信料金の値下げ分と端末割引の縮小分を合わせた「料金見直しによる利用者への還元額」は、最大で年間4000億円の見通しとのことなので、これを6600万人のユーザー数で割ると一人当たりの年間負担額が6000円(1か月あたり500円)程度下がる計算になるようだ。これは還元額からの推計でしかないものの、ユーザー負担額がキャリアの半額以下であるMVNOに比べて見劣りするのは間違いないところだ。
通信料金と端末代金の分離が本来の姿
とはいえ、私が友人たちの料金明細や契約書を見ても「なんじゃこれ?」と一瞥しただけで理解する気持ちが消え失せた経験からして、通信料金と端末代金の分離方式に変更するというのは大賛成。
私が4年前にauからIIJmioに乗り換えた際も、料金が安くなったことだけではなく、料金明細が格段にわかり易くなったことで爽快な気分を味わったものだった。
料金明細がわかりやすくなれば、他社との比較もしやすくなるはず。ただ「どうせまた別の名目をつけるだろうから、わかりにくさは変わりっこないだろうさ」とつぶやいていた夫のことばが現実化されることがないよう祈るばかりだ。
こんな記事も参考に。