初めての自民党総裁選への国民参加

テレビの報道を見ていると恣意的な切り取り報道が多いのでどうしても考え方が一方向に誘導されがちだ。私が今まで気づかなかっただけかもしれないが、ここ数年はその傾向がますます強まっているように感じる。そんな現状を踏まえて、テレビでどんな報道をしているかできるだけ内容をチェックするようにしているが、正直言ってその偏向ぶりに腹が立つことも多い。

そうなると必然的にYouTubeやニコニコ動画などを通じて、情報元が直接発信している一次情報を得るようにこちら側も変わらざるを得ない。時間の制約や報道する側の意図に縛られずに、伝える側の意図することをしっかりキャッチできるようになってきたことは本当にありがたい。今回の総裁選における国民参加のこんな討論会もその典型例のひとつだと思う。

【自民党総裁選】国民の声に応える政策討論会

自民党の総裁選はこれまでは党員以外の一般国民はただ傍観しているだけだったが、今回はzoomを使った双方向の質疑応答という初の試みが行われた。しかも一般公開されたことで、党員ではない私たちにとっても今後の政治を考える上で画期的なものになったのではないだろうか。

事前に申し込みのあった参加希望者は845人、メールでの意見表明は1,062人。その中から選ばれた各日100人がzoomで参加し、候補者全員に質問する形になったそうだ。

①「コロナ対策、経済財政、DX、社会保障」(2021.9.23)

今まで政治にあまり興味を持っていなかった人にも具体的でわかりやすい質疑応答が行われたと思うので、この動画は多くの人にぜひ見ていただきたいと思う。

私は立候補した時の記者会見から見ているが、最初から具体的で明快な考えを示していた高市氏に影響されたのか、他の候補者も次第に具体的なことを述べるようになってきた様子が伺えてとてもおもしろかった。

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