モモとまつやの石垣竹富ふたり旅(4)
旅に出る前の計画では3泊4日の中2日は竹富島と西表島のツアーに出るつもりでいたが、情報収集の結果その計画は取りやめにした。というのもツアー会社の窓口で相談したところ、港と由布島に行くための水牛車乗り場を結ぶ島内バスが行きは1便、帰りが2便しかないため時間的な制約が大きいことがわかったからだ。船は1日6便あるが、バスが少ないのはやっぱり観光客が少ないせいなのだろうか。限られた日程の旅で移動に制約があるのはできれば避けたいという思いで二人の意見が一致した。竹富島観光に大満足だったことも大きいけれど。
ミルミル本舗行きに予定変更
代わりのプランとしてはやはり石垣島内観光が順当だ。私が3か月前に来た時は川平湾しか行かなかったので、次に来た時にはぜひ島を眺める景観が素晴らしいミルミル本舗のある場所に行ってみたいと思っていた。あの広大な放牧場と対岸に横たわる竹富島や小浜島、それに西表島などの広々した海の景色を思いっきり堪能しながら散歩したり、お弁当を食べたり、おしゃべりしたり、のんびりゆったり過ごしたいと思っていた。
川平湾にも行きたいと言っていた松谷さんには気の毒だけれど、両方に行くとしたらバスの時間に合わせて気忙しい思いをすることになる。レンタカーを借りて回ればそんなに無理な日程ではないだろうけど、石垣島内は歩きと公共交通機関での移動をメインに行動する心づもりだったし、私としては新しい見どころを開拓したいので、まつやさんには改めて別の機会に行ってもらうことにした。まつやさーん、ごめんねー!
ミルミル本舗に行くにはバス+歩きか、タクシーにするかの2択なので、バスの時刻表とにらめっこしながらあれこれ行動計画を検討してみた。何せこちらもバスは一日6本のみ。朝晩の通勤・通学時間帯だと10時開店の営業時間には早すぎてしまうので(営業時間外は敷地内への立入を遠慮するよう注意書きあり)、実際に使えるのは4本しかない。あれこれ相談してるうちにまつやさんは昼間の疲れでいつの間にかスヤスヤ。
私は方針が決まらないと落ち着いて眠れない性分なので引き続き策を練ってみた。で、私が思い付いたのは朝のうちはホテルの周辺を散策し、10時半頃になったら港のお店でお弁当を買ってその目の前にあるタクシー乗り場からタクシーで出発する案だ。帰りはバス停まで歩きそこからバスで港まで戻れば良い。翌朝、この案を提案したところ彼女にも異論はなくそのまま実行することになった。
3日目の朝は港の周辺を散策
私たちが泊まったホテルは港の真ん前に立つ13階建てのイーストチャイナシー。部屋からの眺望はモモとまつやの石垣竹富ふたり旅(1)で紹介したとおりだが、離島ターミナルの反対方向にはまだ行ってなかったので、バスの時刻表を調べたり(なんと1日2本のみ!)、サザンゲートブリッジを渡って向こう側まで行ってみたり、南国の強い日差しと潮風を全身に浴びながらお散歩時間を楽しんだ。
下の写真はサザンゲートブリッジから港方面を眺めたところ。右上に見える高い建物が私たちが泊まっているホテルイーストチャイナシー。(下の写真4枚だけXperiaで撮影)
タクシーでミルミル本舗へ
港には観光に出かける人向けにお弁当やTシャツ、ビーチサンダルなどいろいろ必要なものを売っている。ミルミル本舗でお昼ご飯にありつけないと困るのでここでお弁当を買った私たちは早速タクシーに乗り込んだ。運転手さんが天文台のことや展望台のことなどいろいろ島案内してくれるのをありがたく拝聴しながら、あっという間に到着。お迎えの予約も勧誘されたけれどバスで帰るからとお断りして。
素晴らしい景色と再び牛さんとの接近遭遇
まずは広々した放牧地を隅から隅まで歩き回って写真とビデオの撮影三昧。どの方角を眺めても視界を遮るものがない景色というのは本当に気持ちがいい。ここにはブランド牛の石垣牛が放牧されている。じっと見ていると気配を察したのか、草をもぐもぐやりながら私の方を「ナニヨ?」と見つめ返してきた。遠いし、真っ黒なので表情が見えないけど(笑)。
この後道を戻ってきた私たちに向かってこの牛さん、何を思ったのかまっすぐこちらに向かって歩いてくる!昨日ペロペロやられて参っていたまつやさん、またやられたらたまったもんじゃないとすかさず私の後に隠れている気配。私もiPhoneを舐められちゃ大変なので、目を合わさないようにして横目で様子を見ていたら、あちらさんも知らんぷりして通り過ぎて行った。あらら、私たち無視されちゃった。それはそれでちょっとつまらないような、、、(笑)。
ランチタイムの闖入者
そろそろお腹も空いてきたのでお店で買った飲み物とお弁当でテラス席から海を眺めながらのランチタイム。そろそろ食べ終わる頃、お腹を空かせた猫ちゃんがどこからともなく現れてスリスリ、ニャーニャー食べ物を催促する。でもあいにくあげるものは何も残っていない。まつやさんが買ってきた島ラッキョウにふりかけた鰹節が床に落ちているのに、いくら言い聞かせてもそれには目もくれず、いつまでも催促し続ける猫ちゃん。一体何を期待してんの?
そのうちようやく諦めて、今度はそばに飛んできたアゲハ蝶を狙って尻尾とお尻をフリフリして身構えている。その姿の可愛いこと!動画を撮ろうとスマホを構えたところでジャーンプ!おっと残念、逃げられちゃった。すっごく面白い場面だったのに撮影しそびれた私も猫ちゃん同様残念至極。
ここでの締めはアイスクリーム。私はバナナ、まつやさんはバナナと島豆腐のハーフ&ハーフ。一種類だとちょっと飽きるのでハーフ&ハーフの方が良いかもしれない。
帰りのバス停までの近道をお店の人に聞いたところ、歩くなんて大変!みたいなお答えが返ってきたけれど、歩いて20分程度なので私たちにとっては何の問題もなし。それよりgoogle mapでうっすら見えている道が通れるのか知りたかったのに、彼らは車でしか移動しないせいかまったく知らない様子。そこが通れるなら少しだけ近道してバス停に出れるはずなのに、、、
参考までに記しておくと港からミルミル本舗までのタクシー料金は1370円。帰りのバスはフサキビーチリゾート前のバス停で乗車すると港まで20分くらいで料金は320円。
夕焼け鑑賞前のお散歩
旅の最終日を飾るのはやっぱり夕焼け鑑賞では?ということで、その前にお散歩がてら何かお弁当を買っておこうということになった。私たちの共通の友人であるcleaさんがことし1月にこちらに家族旅行をしていて、美咲御嶽で撮った写真を送ってくれたので、それとそっくりの私の写真をまつやさんに撮ってもらってLINEで送ったり、ユーグレナモールでホタルガラスでできたカビラブルーのピアスを買ったりしながらしばしブラブラ歩き。
★美咲御嶽は島民の信仰の場。本土では神社に相当する場だそうで航海安全を祈願する御嶽とのこと。
石垣牛のハンバーガーを食べながら夕焼け鑑賞
目をつけていた石垣牛のお弁当は5時まで休憩タイムのようで、また出かけてくるのは面倒ということで、公設市場内にあるハンバーガー屋さんHeartLandで石垣牛のハンバーガーを買ってホテルへ帰ることにした。しばらく置いといたので下の方がベチャッとしてしまったけれど、お肉はやっぱり美味しかった。でも1680円もするハンバーガーってどうよ?
それにしても港の向こうに沈みゆく夕日の美しいことよ♪
まつやさんも私もこの美しい夕日を何とか写真に収めようと必死で?撮影していたっけ。
次はいよいよ東京へ帰る日
素敵な写真にため息をついたり、楽しい記事に笑ったり・・・旅日記、堪能させていただきました。ミルミル本舗からの海の色、変化があって本当に綺麗ですね。
また石垣に行くことができたら(行くつもり!)夕陽は是非見たいです。晴れ間は少ないと聞いているので、こんなに美しい夕陽は奇跡的??
家族で行くのも良いけれど、友人同士でワイワイ旅するのも、また違った楽しみがありますよね。私もお二人と一緒に行っているような気持ちになれて楽しかったです。
美咲御嶽の写真、「そっくり?」と見返したら、確かに~(笑) 気づいていませんでした(^^;
cleaさんにも堪能してもらえて良かった!ミルミル本舗からの眺めは川平湾とはまた違った良さがありますね。ここからの夕陽も迫力ありそう!
今度は子供も大人も一緒に大人数で旅に出るのも楽しそうですね。コテージの貸切とかもできそうだし。
美咲御嶽のそっくり写真に気づいてなかったなんてー!ブログに書いておいて良かった。
そうですね、有志を募って皆で行けたらきっと楽しいですね。子どもにも良い経験になりますし。ぜひ~(^^♪
いつかバリで一軒家借りて合宿したいねー、なんて話したこともありましたね。国内でもそんな旅ができると良いなあ。少し時間をかけて検討してみましょう。多分1番の問題は日程だと思いますが。
小澤先生
ミルミル本舗から今回行けなかった西表島や以前家族で行った小浜島が見ることができて良かったですよ
無理の無いスケジュールであり難かったです
帰りのバスで寝てましたので
思いの外 前日の竹富ウォーキングが
効いちゃってました
なんとホテルのテラスから夕日も見る事ができて
すごい先生 コンシェルジュみたーい!!!
石垣のショッピングも好きなだけ見て回れてやはり同じ年代同士の旅の良さですね
ハンバーガーは時間がたったから仕方ないけどバンズに工夫が欲しかったかな
石垣にパンを食べる文化は 余り無いのかも知れない
ハンバーグご飯で食べたかった
まつやさん、ミルミル本舗から眺めた海の景色に満足してもらえたのでまずは行って良かったですね。
お天気次第とはいえ、今回のホテル選びのポイントはこの夕焼け鑑賞と港の景観でした。港に近いので島めぐりにもピッタリだったしね。かびくさいとか、建物が古いとか、wi-fiが繋がらなかったとか、いろいろネガティブな情報もあったけど、それに惑わされることなく選んで良かった!除湿機があったり、洗面室の照明が良かったり、wi-fiも問題なかったし、全てにおいて使い勝手が良くて旅慣れた人間としては不満な点は全くありませんでしたね。
石垣の唯一の難点は観光客にとっての飲食が営業時間も含めてあまり充実していないってことでしょうねぇ。がんばれ、石垣!
素晴らしい写真と動画で,石垣島二人旅を堪能しました。こんな記録がのこせれば、あとあとも旅の思い出になりますね〜^_^
調べ魔,記録魔のmomoさんならではの旅日記,まだまだ続きますね。ありがとう。
調べ魔、記録魔に思わずくすり。確かに、、、
他にも書きたい記事が溜まっているけど、これが終わるまで手をつけられないので引き続き頑張りまーす!