子供時代の体験-ITサロンで(2)
……前回の続き。
ホワイトさんと話しているうちに子供時代のことをあれこれ思い出した。
せっかくなので、子供に接する機会の多い人たちに参考になるかもしれないという思いから記しておくことにした。
身近なところで失敗から学んだこども時代
ひとりで何かに挑戦して、失敗して怪我をしたこと、痛い目にあったことが私の子供時代にはいくつもある。そしてそれを成功させるためにはどうすれば良いか、子供なりに真剣に考えたものだ。
例えば少しハードルを下げてやってみたり、しばらく時をおいて再度挑戦してみたりといったことだ。身近なところに海山がある自然環境も幸いした。この試行錯誤はひとりでいる時ほど体験できたように思う。
そして、わずかな成功体験からも自信が湧いてくることに気がついた。おそらくこれが幼少期の自我形成に役立ったのだろうと、今はそう思える。
いじめられっ子だった私
一方、人との付き合いはからっきし苦手だった。保育園時代、小学生時代共にいじめられっ子だったから学校も嫌いだった。母にはよく「内弁慶」と言われたものだ。
ひとりならやれることも、人との関わりが絡むと思ったようにはいかない。でき過ぎればたたかれる。できなければバカにされる。ただ、いじめられても自分を完全否定することに繋がらなかったのは、根本的なところで自分を信じられたからではないだろうか。
環境を変えることで成長した青春時代
遅すぎると言われそうだが、孤独に強く集団活動には弱かった私が、変化し始めたのは家出して一人暮らしを始めてからのことだ。職場という世代の異なる人たち、それぞれ価値観も異なる人たちに囲まれて生活するうちに、他者から認められる体験が少しずつ増えたことは、私にとって何より大きい。
自分の中に潜む強い自我と、他者との関わりが苦手という相反するものが、ここへきて初めてクロスオーバーすることになった。ここからようやく精神的な成長が始まった気がしている。
「ひとりでできた!」体験の大切さ
そして今、思うこと。
子供時代に何より大切なことは、親の手を借りずに「ひとりでできた!」という体験を積み重ねることだと思う。
周囲の大人がダメ出ししたり、手を貸して成功体験の目を摘んでしまうことだけはしないでほしい。できればヒントを与える程度にとどめ、失敗しても何度でも挑戦できるようにしておくことだ。
そして気がついた時にはさりげなく褒めてほしい。それも親より他人の方がもっと良い。その体験を重ねる中で、自分なりの知恵を身につけていく自立した人間が育っていくのだと思う。
……ホワイトさんのブログのことなど次回に続く。
momoさんの子ども時代を読んで、私のこれまでの弱さは、親に過剰にケアされて来たことばかりに焦点を当てて来たことだなと思いました。私だって学校で起きたことは親に頼らず、1人で失敗して試して出来るようになってるはずなんですよね。そう言った自分の成功体験に今こそフォーカスしたいと思いました!
力強いコメントをありがとう!スワンさん(って呼んでも良いよね?)は、私から見ればすごく自立的な人。自分で考え、それを実践する行動力にはビックリさせられたひとりです。きっとたくさんの成功体験があるからこそ、この実力が身についたはず。「成功体験にフォーカス」ぜひやってみて!
うわーっ、嬉しい言葉を本当にありがとうございます!『自立的な人』、しっかり心に刻ませていただきました。
自己肯定感が低かったので、これまでmomo さんに多くのありがたい言葉をいただいても、いやいやそんな…と謙遜して、身につけられてなかったんです。
我が子に数多くの成功体験とステキな他人との出会いが訪れるよう見守って行きたいです!