立住若菜(フルート)のデュオコンサート
6月19日大田区民プラザで行われた若菜さんのコンサートに行ってきた。今回の共演者は、ギターのクリスティアン・ラヴェルニエルさん。若菜さんの演奏するパガニーニの曲を聴けるのが一番の楽しみ。
若菜さんが演奏するパガニーニのカプリスNo24
今回一番聞きたかったのが若菜さんがソロで演奏するパガニーニのカプリスNo24。悪魔のヴァイオリニストと呼ばれたパガニーニを描いた映画で、パガニーニ役のデビッド・ギャレットが実際に自分のヴァイオリンで弾いていた曲。
コンサート開始時間に遅れたパガニーニが、この曲を弾きながら会場に入って来ると、彼のあまりにも官能的な演奏に失神してしまう女性も。このシーンを覚えている人も多いのでは?
酒場でのシーンでは、弦が切れて一本だけになってもなお演奏を続ける「ベニスの謝肉祭」も印象的だった。もともとロックやジャズばかり聞いていてクラシックには関心の薄かった私も、この映画で聞いたパガニーニの音楽がきっかけとなり、クラシックにも関心を向けるようになったほど。
さて、そのパガニーニの曲をフルートで演奏するって、どんな感じになるんだろう、というのが今回の最大の関心事だった。
私はフルートのことには疎いが、この曲を吹きこなすってかなり大変だと思う。高低の音が交互に入るし、スピードもあるし。でも、さすが若菜さん、素晴らしい演奏を聞かせてくれた。すべての聴衆が息を止めて聞いているかと思うほどの集中ぶり。それまで聞こえていた雑音が止んだのもありがたかった。もう、この曲を聞かせてもらっただけで満足してしまった私(笑)。
この後、クリスティアン・ラヴェルニエルさんのギターソロ、そしてデュオと続く。
★詳しいプログラムはこちら
演奏が終わって、晴れやかな笑顔の若菜さん!
お約束の?記念撮影。
若菜さん、いつも素晴らしい演奏をありがとう!
【追記】若菜さんのブログにこの日のことが書かれています。ドレスの準備などコンサートの舞台裏も綴られていて必見!
写真のアップうれしいです。
立住若菜さん、若草色?のドレスがよくお似合い。美しいですね。
フルートによるパガニーニの奇想曲24番、聴いてみたかった!
7月のレストランコンサートはジャズピアニストとの共演、こちらは確かなテクニックにラテンのノリが加わって、夏のランチタイムにぴったりのコンサートになりそうですよ。
あー、壺井さんにも聞かせたかったー!そうそうアンコールも私の好きなリベルタンゴでしたよ。この曲はいつかチェロとの組み合わせ(できればピアノも入れて)で聞きたい曲です。
ドレスのこと、若菜さんの準備の様子が書いてあるので一番下に追記しました。さて、いよいよ次は「仏蘭西舎すいぎょく」のコンサートですね。スペインから帰国してすぐなので、体調不良に陥らないよう気をつけなくては。